月刊中国ニュース 2017年3月5日(日) 15時50分
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国際市場でハイエンド無人航空機(無人機)の製品は決して多くない。偵察と攻撃能力を併せ持った無人機は、中国の彩虹-3と彩虹-4のみとなっている。写真は彩虹-5無人機。
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現在、気動研究院が完成させた無人機の受け渡し機数はすでに累計1000機を超えた。中国国内では第2位であるが輸出量は最も多い。2015年の1年だけで生産額は10億元を突破した。
「国の支援はほんの少し。我々は主に一つの機種を販売し、そこから得た利潤でさらに新たな機種を開発する」と石文は言う。彩虹無人機シリーズの製造及び販売は自力更生の道を辿ってきたのである。
王宏偉は外国のユーザーと付き合う中で、彩虹無人機シリーズの相対的優勢をさらにはっきりと認識した。「<スピーディーな対応>が我々の戦術だ。市場の需要は羅針盤であり、私たちの“舟”は“モーターボート”なのだ」。
彩虹-1から彩虹-3まで、気動研究院は1年に一つのスピードで毎年新製品を生み出した。外部がまだ彩虹-4無人機に注目するなかで、彼らはもうすでに性能がさらに優れた彩虹-5無人機を送り出したのだ。
コストパフォーマンスの高さ、簡単な監視測定任務を遂行できる短距離垂直離着陸無人機及び持久的観測が可能な太陽光発電無人機などはみな、無人機業界の将来の方向性を示している。
石文はこうみている。無人機はパイロットが乗っていないため、有人機との違いが明らかだ。主な違いは二つある。まず、無人機は危険な環境下での飛行任務を遂行でき、人が任に堪えない長時間に渡る単調で面白味のない仕事もできる。例えば、長時間滞空の対地偵察・攻撃の任務及び対地対空監視の任務などが挙げられる。次に、設計理念上の違いが挙げられる。無人機を設計する際、人に関するいろいろな制限を考慮する必要がなくなった(例えば、大幅な積載超過など人の生理を無視した問題や極めて高い信頼性など)。上記の二つの特徴により、無人機を開発・製造するコストが低くなり、制限条件が緩やかになったため、新しい構想と技術の進歩も促された。特に空気動力分野の進歩は大きい。例えば航続時間100時間を超える通常動力長航続時間無人機、Near space太陽光無人機、無人天地往復飛行機器などである。
「無人機の開発・研究は、空気動力学に探求や新機軸を打ち出すプラットフォームを与え、また新構想や新技術を応用する手段でもある」と石文は言った。
彩虹無人機シリーズの海外での貿易ネットワークは拡大しており、同時に中国国内の他の無人機メーカーも活発なビジネス活動をしている。
2010年に中航集団成飛公司が開発した「翼竜」無人機がアラブ連合共和国に輸出された。またウズベキスタンも「翼竜」を輸入したという報道があった。
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