「抗日英雄」の遺族が危機感、「遺骨が中国に持ち去られてしまう」―台湾

Record China    2009年3月20日(金) 22時44分

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19日、第2次上海事変で旧日本軍と戦った当時の国民党軍による「八百壮士」。その遺骨の収集をめぐる動きを遺族が複雑な思いで見ている。写真は「八百壮士」の生き残りの元兵士が戦後60数年ぶりに上海を訪れ、当時の上官の墓参りをした。

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2009年3月19日、1937年の第2次上海事変で旧日本軍と戦った当時の国民党軍による「八百壮士」。一部は旧日本軍によってパプアニューギニアの戦地に送られ、遺骨は今も現地に眠る。中国政府がその収集作業を進めているが、台湾に住む遺族の思いは複雑だ。環球時報が伝えた。

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台湾中央通訊社によると、「海峡両岸和諧発展基金会」は17日、北京で行った遺骨収集作業に関する会議で、パプアニューギニアに調査団を派遣し、年内には遺骨の身元確認作業を終わらせることを宣言した。遺骨はその後、「抗日英雄」として中国本土で手厚く葬られる予定という。

この動きを複雑な思いで見ているのは、台湾在住の遺族の1人である上官百成(シャングワン・バイチョン)さんだ。上官さんによれば、台湾当局は遺骨の収集にそれほど積極的でなく、「このままでは全て中国本土に持っていかれてしまう」という危機感を募らせる。だが、台湾当局からは今のところ、この件に関する声明などは一切ないという。(翻訳・編集/NN)

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