<シャロン失言>市民に冷静な対応をよびかけ―中国の人気作家

Record China    2008年6月7日(土) 2時35分

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5日、「シャロン・ストーン擁護発言」でバッシングを受けている人気作家・韓寒氏が「なにかあればすぐ国を挙げてのバッシング、もうやめないか」と題したエッセイをブログに掲載、市民に冷静な対応をよびかけた。写真は韓寒氏。

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2008年6月5日、「シャロン・ストーン擁護発言」でバッシングを受けていた人気作家・韓寒(ハン・ハン)氏が「何かあればすぐ国を挙げてのバッシング、もうやめないか」と題したエッセイをブログに掲載、市民に冷静な対応をよびかけた。中国新聞社が伝えた。

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ハリウッド女優シャロン・ストーンの「地震はチベットの報い」発言のバッシングが続く中、韓寒氏は「問題発言だけを切り取ってことさら強調して見せた中国メディアにこそ問題がある」とブログで指摘、今度は彼自身がバッシングの対象となった。

5日、韓寒氏はブログを更新、「批判に落ち込んだ」と述べつつもメディアに問題があるとの意見は変えないと言明した。そのうえで被災地支援から帰ってネットを見た時、罵詈雑言があふれる状況に驚き、中国国民にも問題があるとの見方を示した。

「日本(の阪神大震災)、インドネシアのスマトラ島沖地震・津波の時にみんなは「報い」だと思わなかったのか。アメリカのハリケーン・カトリーナの報道を見た時喜ぶ気持ちはなかったのか。ぼくはわずかながらもそういう気持ちがあったことを否定できない」として、自分を棚に上げて他国の「非人道主義」をなじるダブルスタンダードを批判、日本もインドネシアも同国に進出した中国企業の寄付金ランキングなんて作らなかったと善意を強要するような中国の特殊性を指摘した。

「シャロン・ストーンの件やこの間のカルフールの件を見ていると、文化大革命は毛沢東主席が作り上げたものではなく、中国国民の感情の自然な帰結だったんじゃないかと思えてきた」と語っている。

韓寒氏は「80後(80年代生まれの世代)」を代表する若手作家。1999年、高校生ながら「上海ビート(中国語タイトル:三重門)」で鮮烈なデビューを飾り、韓寒現象と呼ばれるブームを引き起こした。高校を中退しレーサーとしてデビューするなど型破りの行動と歯に衣着せぬ言動も注目を集めている。(翻訳・編集/KT)

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