無添加・添加物ゼロ



   

中国語:零添加(líng tiān jiā)

【意味】


「零添加」は無添加、添加物ゼロの意味です。

【新語誕生の背景】


中国政府はこのほど、食品安全に関する国家基準と59項目の修正リストを発表しました。その中で特に注目を集めているのが、食品ラベルに関する2つの新しいルールです。この新ルールが施行されると、食品表示が大きく変わることになります。

ひとつめは、「0添加」「无添加」の表示についてです。これまでの中国の食品表示では、生産の過程で「添加物」が使われていなければ、「0添加」「无添加」と表示することができたのですが、この規定が変わります。

「0添加」は、あくまでも加工の際に添加物を加えていないという意味であって、その商品自体にその成分が含まれていないということではありません。たとえばりんごジュースには、りんごが本来もっている糖分がたくさん含まれています。パッケージに「蔗糖无添加(ショ糖無添加)」と書いてあると、このジュースには「糖分が含まれていない」「甘くない」とミスリードされてしまう消費者もいます。

新しいルールでは、食品のパッケージに、「無添加」「添加物ゼロ」などの表示を使用することができなくなります。

食品の特性を正しく理解するには、食品ラベルの原材料表示や栄養成分表示を読むことが重要です。添加物の使用状況や、糖やナトリウムなどの含有量などを把握することで、より自分に合った食品を適切に選べるようになります。

新たなルールでは、保存期限の表示方法も見直されます。従来の保存期限は製造日から何日以内といった表示もあり、実際の期限がわかりにくいケースもありました。今後は「何年何月何日」という形で「保存期限期日」が具体的に表示され、何日までに消費すれば大丈夫なのかが一目瞭然になります。

また、保存期限が6カ月以上の食品の場合は、年と月だけの表示となり、日にちの表示は必要なくなります。これは、国際基準に合わせた対応です。

さらに新ルールでは、生産者が自主的に「消費保存期限」を設定し、パッケージに表示するようになります。消費者はこれを参考として食品を消費することで、食品の安全だけでなく、食品ロスの削減にもつながることが期待されています。

このほか、食品のデジタルラベルのルールも明確化されました。消費者はQRコードを読み取れば、食品に関する情報が文字、音声、動画などで提供されるので、消費者は食品の栄養や安全性など、必要な情報を簡単にチェックできるようになります。(ソース/CRI)

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