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岐阜県各務原市の踏切で1日に発生した特急列車とトラックの衝突事故で、負傷した中国人観光客が当時の状況を語った。写真は中国のSNS・小紅書より。
岐阜県各務原市の踏切で1日に発生した特急列車とトラック(キャリアカー)の衝突事故で、負傷した中国人観光客が当時の状況を語った。中国メディアの大象新聞が2日に報じた。
報道によると、同日午後4時40分ごろ、同市鵜沼川崎町のJR高山線の踏切で、富山発名古屋行き特急ひだ14号が踏切内に止まっていたキャリアカーに衝突。乗客約200人のうち、20人が割れた窓ガラスの破片などで軽傷を負い、4人が病院に搬送された。キャリアカーの運転手は車外に出ていて無事だった。踏切を通過する際に遮断機が荷台に引っかかり動けなくなったとのことで、非常ボタンを押したものの間に合わなかったという。
大象新聞によると、同行者と共にこの列車に乗っていた中国人観光客の姚(タオ)さんは、「いきなり車両全体に響き渡るような衝突音が聞こえ、急停車した。白い煙が車内にただよい、焦げたようなにおいがした」と振り返った。「車両が爆発するのでは」と心配になり、急いでドアから外に出たという。事故当時カーテンを閉めていたため自身はけがをしなかったというが、半分以上の窓ガラスが粉々に割れていたという。
一方、後方の座席にいた同じく中国人観光客の寧(ニン)さんはガラス片で顔にけがをした。破片は一緒にいた母親の額にも当たり、2人は病院に搬送されて治療を受けたという。寧さんは「母はCT検査を受け、私は顔の傷口に薬を塗ってもらった」「まさか国慶節(建国記念日)の初日に異国の地で救急車に乗ることになるとは思わなかった」と話した。
大象新聞の記事は「事故後、日本側からはまだ補償について言及はなく、彼女たちは警察の調査に午後10時過ぎまで協力し、日程は大きく遅れることとなった」「今回の事故後、多くの(中国の)ネットユーザーがSNSで『旅行の日程が影響を受けた』と投稿している」などと伝えている。(翻訳・編集/北田)
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