ドラマ・映画情報サイトの豆瓣（douban）が9月30日に武侠ドラマ「赴山海」のスコアを公開し、ネットで物議を醸している。

【その他の写真】

豆瓣によると、「赴山海」のスコアは10点満点中の5．9という結果になった。スコアリング参加者数が40万人で2025年の最多動員数となったものの低い点数をつけられ、ネット上で納得いかないとの声が殺到した。

現時点で13億回の総再生回数を達成した「赴山海」は9月11日にスタートしてすぐ、組織的に一つ星ボタンを押す低評価荒らしや、海外レビューサイトを借りての口コミ攻撃、主演を務めるチョン・イー（成毅）個人に対する罵詈（ばり）雑言などの前代未聞の妨害工作に遭遇していた。これにチョン・イー側のファンとドラマファンが参戦し、SNS上で対立がエスカレートしていた。

この事態はついに当局を動かし、当局は2カ月に及ぶ「清朗行動」（対立扇動、誹謗｟ ひぼう｠中傷、青少年に悪影響をもたらす活動を取り締まり、ネット環境をきれいにするキャンペーン）に乗り出した。この日を境に目立つ対立は解消したが、すでにドラマに対する無意識な偏見が生まれ、各指数が高くても、豆瓣スコアは低くつけられる結果となった。

「赴山海」のスコアにネット上では「配信してすぐ低評価をつけたり、海外で配信されていないのに英語で悪口コメントを書かせたり、明らかに異常だった」「すべての攻撃がチョン・イー個人に向けられていて悪意を感じた」「悪口コメントがコピペで拡散していて、異常だった」「点数に偏見が反映されているが、スコアリングに参加した人数が40万人で、話題性と人気の高さがうかがえた」「アクションシーンが神レベルで、5．9は絶対あり得ない」「『赴山海』の初日スコアリング参加者数はチョン・イー主演作『蓮花楼』（23万人）のほぼ2倍。もろもろの意味で『赴山海』は成功したと言える」などの書き込みが続出した。（翻訳・編集/RR）