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新疆ウイグル自治区北部の砂漠にあるアルタイ草原のココス湿地が荒涼とした砂漠へと変わり果てている。今年の高温と極度の少雨が原因。25日撮影。
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2007年7月25日、新疆ウイグル自治区アルタイ草原のココス湿地が砂漠化の危機に直面していることが明らかになった。北部砂漠の中にあっても本来は3万haの広さを持つ湿地。しかし昨冬の雪不足に続き、今年の高温と極度の少雨が原因で、荒涼とした砂漠へと変わり果てている。
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多くの動植物が生息し、自然のままの姿を保った湿地として自治区の自然保護地域に指定されたのは2001年。湿地は生態系を保ち、気候を調節するなどアルタイ草原の維持に重要な役割を果たしてきた。
しかし、調査によると、この湿地に自生していた樺、蓼、蓮、菱などの希少な湿地植物が絶滅に瀕していることがわかった。また鳥や魚も住みかを失い、生息数が減り続けているという。(翻訳・編集/WF)
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