タカタ製エアバッグ、世界最大規模のリコールの火種に―中国紙

Record China    2014年12月29日(月) 19時20分

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26日、タカタ製のエアバッグによる世界的なリコールが現在も続いている。資料写真。

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2014年12月26日、タカタ製のエアバッグによる世界的なリコールが現在も続いている。ホンダ日産トヨタ、三菱の4社は、タカタ製エアバッグを搭載する自動車のリコール範囲を拡大すると発表した。また、BMWやクライスラーも追加リコールを発表した。BMWのリコール範囲は温暖・多湿な地域から米国全土に広がった。2008年から今年まで、世界の約10社の自動車メーカーがタカタ製エアバッグにより2000万台以上をリコールしている。中国市場も例外ではなく、中国国家質量監督検験検疫総局はこのほど警戒を呼びかけた。広州日報が伝えた。

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◆各社が追加リコール

報道によると、多くの日本メーカーがタカタ製エアバッグを使用しており、大規模なリコールを余儀なくされている。そのうち最大の影響を被っているのはホンダだ。リコール対象車は約1300万台に達すると予想されている。ホンダの米国でのリコール台数だけでもすでに800万台に達している。フィアットクライスラーはこのほど、世界各国で331万台の旧モデル(ダッジ・ラムやクライスラー300など)をリコールすると発表し、BMWも米国で3シリーズを14万台リコールし、タカタ製エアバッグの問題による最新のリコールとなった。BMWが今回リコールをかけた車種は、主に2004年1月から2006年8月の間に生産された3シリーズ。BMWは今年7月、世界で約160万台のリコールを実施し、安全な助手席用エアバッグに取り替えた。リコール対象車は、1999年5月から2006年8月に生産された3シリーズ。

◆中国市場も対象に

本田技研工業(中国)投資有限公司は中国国家質量監督検験検疫総局にリコール計画を提出した。ホンダは2015年2月1日より、中国に輸出した2623台のリコールを実施する。リコール対象車は、2003−2004年版ストリーム、CR−V、2003年版シビック。ホンダは12月16日、中国合弁会社の広汽ホンダと東風ホンダを通じて中国国家質量監督検験検疫総局にリコール計画を提出し、広汽ホンダが生産する一部のアコード(計52万7136台)、東風ホンダが生産する一部のエリシオン(計2万6128台)を回収すると発表した。鄭州日産も同日、2003年1月1日から同年12月31日に生産されたパラディン(計5549台)を回収すると発表した。東風汽車は輸入車の2003年版パトロール、エクストレイル(計764台)のリコールをかけた。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)

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