2014年12月25日、香港紙・明報によると、クリスマスイブを祝う若者たちが24日、香港の繁華街に集合し、一般道路上を占拠しようとしたため警察当局と衝突。多数の逮捕者が出たという。新華社が伝えた。

【その他の写真】

24日夜から数百人に上る若者が香港の繁華街、旺角の交差点に集結。集まった若者のなかにはサンタクロースのコスプレをしている人も多数いた。「メリークリスマス」を連呼しながら騒ぎ、横断歩道のない一般道路上を横切るなどの行為を繰り返した。一時は数百人だった群集も、25日午前1時を過ぎるころには約200人に減少。交差点を占拠しようとしたため、警察は周辺道路を封鎖して強制排除に乗り出した。警察官はこん棒を使用し、取材中のメディアを現場から追い出し、カメラマンが押し倒されたとの情報も。10分間にわたり現場は大混乱となり、若者側に少なくとも2人の逮捕者が出たという。

香港の警察当局はこの日、学生たちが旺角（モンコック）と中環（アドミラル）で再びデモを行うとの情報を得ていたことから、全日厳戒態勢を取っていた。逮捕者の中には学生デモの指導者の1人・四眼哥哥（スーイエンゴーゴー・メガネ兄貴）も含まれているとの目撃情報もあった。（翻訳・編集/本郷）