2014年12月24日、米ボイス・オブ・アメリカ中国語電子版によると、米国のケリー国務長官は同日、中国の民主活動家でノーベル平和賞受賞者の劉暁波（リウ・シャオボー）氏が、国家政権転覆扇動罪で懲役11年の判決を受けてから5年を迎えたのに際し、声明を発表した。

【その他の写真】

以下はその全文。

ノーベル平和賞受賞者で作家の劉暁波氏は今日、国家政権転覆扇動罪で懲役11年の判決を受けてから5年を獄中で迎えた。

中国当局が劉氏の拘束を続け、また法外な手段でその妻・劉霞（リウ・シア）さんを自宅軟禁状態に置いていることに、米国は関心を持ち続けている。

劉氏は長期にわたり、中国において非暴力的な方法で人権と民主を提唱してきた。この分野において、世界が認める勇敢で説得力のある代表者だ。

米国は、中国当局が劉氏を釈放し、劉霞さんに対するあらゆる制限を解除することを、重ねて求める。

米国はまた、中国が、イリハム・トフティ氏とその学生、浦志強（プー・ジーチアン）氏、高智晟（ガオ・ジーション）氏、楊茂東（ヤン・マオドン）氏、高瑜（ガオ・ユー）氏、許志永（シュー・ジーヨン）氏を含む、平和的な意見表明により拘束されたすべての活動家の釈放も促す。

米国は、中国の指導者がこうした活動家に対し、中国の国際人権の約束に基づき彼らが当然享受すべき保護と自由を与えることを求める。

習近平（シー・ジンピン）国家主席や他の中国の指導者たちとの対話では必ず、人権問題への関心を提起してきた。それは、人権問題が極めて重要だからであり、中国が国際社会で台頭する上での障害となるべきではないからだ。（翻訳・編集/NY）