2014年12月24日、情報を得る手段として影響力を増している中国版ツイッター・微博（ウェイボー）やメッセンジャーサービス・微信（WeChat）などのソーシャルメディア上で、「日本に学ぼう」と呼びかける記事の書き込みが徐々に拡大している。華字紙・日本新華僑報が伝えた。

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ある記事は、日本人の環境保護への取り組みや海外援助、公共サービス、医療の充実さを絶賛。別の記事は、地下鉄の手すりなどに見える「人への配慮」や、さまざまな場面における節約の習慣、秩序ある行動、努力を惜しまない態度などを挙げ、日本を中国と比較しながら紹介している。

2014年7月に発表された「中国インターネット発展状況統計報告」によると、同年6月の時点で中国のインターネット利用者は6億3200万人だが、携帯端末からの利用は5億2700万人。新たなコミュニケーションツールとして意見のやりとりがかつてないほど活発に行われており、人々の意識や考え方にも変化が生じている。

そうした中、食の安全性や環境保護、ハイテク、アニメ・漫画文化、政治の汚職への対応など、日本の際立って優れた部分は自然に受け入れられるようになっている。中国共産党の若手エリート党員を育成する中国共産主義青年団の機関誌・中国青年報も「汚職をなくすには日本に学ぶべき」との評論記事を掲載するなど、「日本を見習うべきではないか」とする意見が目立つようになっている。（翻訳・編集/岡田）