Record China 2007年7月21日(土) 9時7分
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2007年7月16日、フィリピンの食品薬品局は「大白兔ミルクキャンディー」を含む4種類の中国製キャンディーから発ガン性の指摘される化学物質が検出されたと発表。製造元は否定し、国際認証機関も「シロ」と判定した。
2007年7月16日、フィリピンの食品薬品局は4種類の中国製キャンディーから発ガン性があるとされる化学物質、ホルムアルデヒドが検出されたと発表した。うち1種類は、あの周恩来首相が愛したことで知られる有名ブランド「大白兔ミルクキャンディー」であったため、大きな波紋を呼んだ。
ホルムアルデヒドは建材などに広く使われる化学物質。いわゆる「シックハウス症候群」の原因物質の一つとされ、WHO(世界保健機関)の下部組織が発ガン性があると警告している。
製造元の上海市の老舗菓子メーカー、「冠生園」は報道を受けてただちに社内調査を実施した。その結果、製造時にホルムアルデヒドは用いられた事実はなく、製品からも検出されていないと反論した。同19日、スイス系の国際認証機関、ソシエテ・ジェネラル・ド・サーベイランス(SGS)も、「大白兎ミルクキャンディー」からホルムアルデヒドは発見されなかったとの検査結果を発表した。
第三者機関からお墨付きを得た「冠生園」は、同社へ事実関係を確認することなく、一方的にメディアに情報を公表したフィリピン当局に怒り心頭。ブランドイメージが大きく傷付いたとして、訴訟を含む対応を検討中だという。(翻訳・編集/KT)
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