元最高指導部メンバー・周永康氏の党籍剥奪、収賄・職権乱用・機密漏えい容疑で逮捕へ―中国

Record China    2014年12月6日(土) 13時46分

拡大

6日、新華社によると、中国共産党は5日、政治局会議を開き、最高指導部のメンバーだった周永康前政治局常務委員の党籍剥奪処分を決定した。写真は周氏。

(1 / 2 枚)

2014年12月6日、新華社によると、中国共産党は5日、政治局会議を開き、最高指導部のメンバーだった周永康(ジョウ・ヨンカン)前政治局常務委員の党籍剥奪処分を決定した。また、周氏の巨額収賄や職権乱用、機密漏えいなどのの容疑に関しても、司法機関に身柄を送致して刑事責任を追及することを決定した。

その他の写真

13年12月1日、中央政治局常務委会議が、周氏の規律違反に関する問題について中央紀律委員会からの報告を受け、調査の開始を決定。今年7月29日、共産党は政治局会議を開き、中央紀律委員会からの調査状況報告に基づいて、周氏の立件・調査を正式に決定した。

中央紀律委員会の調査によると、周氏は共産党の政治紀律や組織紀律、秘密保持紀律に対する重大な違反を犯しており、(1)地位を利用して多くの人に不法な利益を与え、その見返りとして、直接あるいは家族などを通じて巨額の賄賂を受け取った。(2)職権を乱用し、親族や愛人、友人などが従事する経営・企業活動に巨額の利益を与え、国有資産に重大な損失をもたらした。(3)党や国家の機密を漏えいした。(4)清廉潔白・自律の規定に対する重大な違反を犯し、本人および親族が大量の財物を受領した。(5)多数の女性と姦通するとともに、性を対価とした権力取引や金銭取引を実施した―などの容疑を挙げている。また、調査の過程で、その他の容疑も浮かび上がっている。

周氏のこれらの行為に対し、「党の性質と趣旨から完全に離脱し、党の紀律に重大な違反をし、党のイメージを極めて大きく傷つけ、党および人民の事業に深刻な損害を与えており、その影響は極めて悪質である」と指摘した。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携