2014年11月30日、韓国エンタメ業界ではアイドルや歌手グループの新人育成のため、デビュー前後に研修生としてダンスや演技をたたき込み、お互いに競わせるという制度を採っている。ただしスターを夢見る研修生の生活は想像以上に厳しい。人民網が韓国でアイドルとしてデビューした中国人女性の話を伝えた。

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張さんは研修生として韓国を訪れ、幸運にも3カ月でガールズグループの一員としてデビューした。初めのうちはテレビ番組にも次々と出演し、忙しく日々を過ごした。だがデビュー直後の人気は続かず、やがて張さんは「所属事務所はまともじゃない」と感じるようになったという。所属事務所は張さんに食費などを支払わず、住んでいた寮も出ていかなければならなくなったのだ。中国の両親がくれたお金で食事は何とかなったが、ソウルの高い家賃は払えず、友人宅を転々として生活した。不公平な待遇を受けてノイローゼにもなった。

張さんによれば、実際の研修生の生活は事務所側の事前の説明とは全く異なっていたという。韓国には大小含めて芸能事務所が1000以上あり、張さんの事務所はテレビ出演などが可能なきちんとした方の事務所だったが、それでも実際の資金繰りには問題があったという。張さんも初めのうちは頑張ればなんとかなると思っていたが、ついに生活に困り、5年の契約を1年で打ち切って中国に帰国した。（翻訳・編集/YM）