中国トップが今年26カ国訪問、重要議題は「腐敗対策」―中国メディア

Record China    2014年11月26日(水) 19時40分

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24日、習近平(シー・ジンピン)国家主席はG20首脳会議の出席、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー公式訪問、太平洋島しょ国首脳との会談を終えて帰国した。

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2014年11月24日、習近平(シー・ジンピン)国家主席はG20首脳会議の出席、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー公式訪問、太平洋島しょ国首脳との会談を終えて帰国した。京華時報が伝えた。

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習主席は今年2月、ソチ冬季五輪開幕式出席のため訪露した。習主席は2年続けてロシアを最初の訪問国に選んだ。習主席と李克強(リー・カーチアン)首相は今年計11回外遊し、70日間に26カ国を訪問した。このうちロシアとドイツは2回訪問した。また、国際会議議長国のホームグラウンド外交として、習主席と李首相は各国・地域の首脳と中国国内で会談した。

■腐敗対策が外交の重要議題に

習主席のオーストラリア、ニュージーランド訪問では、司法、法執行、逃亡犯逮捕、不法取得資産没収、汚職取締り分野の協力が重要な協力として挙げられた。APEC会議後の習主席とオバマ米大統領との対話でも、米側は逃亡犯逮捕、不法取得資産没収分野での対話、協力の継続に同意した。

中国人民大学国際関係学部の時殷弘(シー・インホン)教授は「汚職取締りは世界各国が共通して抱える難題であり、国際協力の強化が非常に必要だ。中国とオーストラリア、ニュージーランドとの腐敗対策協力は、中国自身の腐敗対策にプラスだし、腐敗対策の国際的司法・情報協力にもプラスだ」と指摘した。

公安部(公安省)は今年の夏、「猟狐2014」活動を始動した。これは過去最大規模の海外逃亡犯逮捕、不法取得資産没収活動であり、開始から4カ月余りに、米国、カナダなど56カ国・地域で海外逃亡犯288人を捕まえた。

■国際腐敗対策網が緊密に

第18期四中全会は腐敗対策の国際協力を強化し、海外での逃亡犯逮捕、不法取得資産没収、送還、引き渡しを強化する方針を打ち出した。この精神は中国外交において十分に示された。11月のAPEC会議は国際腐敗対策協力に重要な契機と実行のプラットフォームを用意した。今回のAPEC会議では21のエコノミーが腐敗対策協力で共通認識にいたり、「北京腐敗対策宣言」を採択。APEC腐敗対策・法執行協力ネットワークを設立し、アジア太平洋地域で逃亡犯逮捕、不法取得資産没収などの協力を強化し、国境を越える腐敗行為の取締りで連携することを宣言した。APEC北京会議はアジア太平洋地域の国際腐敗対策の新秩序を構築したといえる。

中国人民大学廉政建設研究センターの周淑真(ジョウ・シュウジェン)センター長は「中国による腐敗対策・法執行協力ネットワークの構築の推進が発した、「国際協力を強化し、汚職官僚の海外逃亡の道を断つ」というシグナルは、汚職犯を大いに震え上がらせるものだ。アジア太平洋地域最高レベルの腐敗対策の多国間法執行協力プラットフォームの設立は、アジア太平洋地域各エコノミーが理論面の交流から実務協力へと向かい、汚職官僚の海外逃亡と不法資金の海外流出の世界的な防止、取締りへとつなげるうえで重要な意義を備える」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)

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