2014年11月20日、「グランド・マスター」のウォン・カーウァイ（王家衛）監督が講演会で、主演俳優トニー・レオン（梁朝偉）と女優チャン・ツィイー（章子怡）について語った。東森新聞網が伝えた。

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20日、台湾の映画賞・金馬奨で開催された講演会「星光講堂」にウォン・カーウァイ監督が出席。来年1月、新たに3Dバージョンが公開される最新ヒット作「グランド・マスター」について語った。

映画でブルース・リーの師匠でもある武術家イップ・マン（葉問）を演じたトニー・レオンについて、ウォン監督は「トニーはイップ・マン型、レスリー・チャン（張国栄）はブルース・リー型」とコメント。その理由は、トニーは最初はそれほど注目されなかったが、年月を重ねるうち実力をつけ、映画界に君臨する存在になったから。逆にレスリーは、短い期間に華々しく活躍し、死後も人々の心に深く刻みこまれているのが、「ブルースと共通している」という。

ヒロイン役のチャン・ツィイーについては、「ツィイーは馬旦（京劇でアクションを見せる女性役）、マギー・チャン（張曼玉）は青衣（同しとやかな女性役）」と、個性の違いを語った。「グランド・マスター」でカンフーアクションを見せたツィイーについて、「あの役はマギーにできない」とコメント。逆にマギーが演じた「花様年華」での複雑な内面を抱えた人妻役は、「ツィイーには演じられない」と語っている。（翻訳・編集/Mathilda）