2014年11月21日、中国・北京市で各国の防衛大臣を招いた「第5回香山フォーラム」が20日から22日までの日程で開催されている。だが、そこに日本代表団の姿はない。中国紙・法制晩報が伝えた。

【その他の写真】

中国軍事科学学会が主催する香山フォーラムは今年で5回目。中国で開かれる最大の安全保障と防衛に関するフォーラムであり、今年はアジア太平洋地域の57の国と地域から、政府代表団と4つの国際機関、国内外から代表者約300人が出席した。なお、各国から閣僚級の参加はなかった。米国は中国駐在武官を政府代表として参加させている。

今回のフォーラムに日本が参加していないことについて、主催者側関係者は「われわれは日本を招待したが、日本が参加を拒んだ」と説明。中国側代表の1人、中国国際問題研究所の阮宗沢（ルワン・ゾンザー）研究員は、「中国が主催する会議に出席すれば、中国に花を持たせることになると日本は考えているのだろう。これは非常に古くさい考え方だ」と非難した。さらに、「安全保障の問題はすべての国が話し合いに参加すべきだ」と述べた。（翻訳・編集/本郷）