Record China 2014年11月21日(金) 22時3分
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20日、中国の若者にとって「高倉健」は、それほどなじみの深い日本人ではない。しかし、高倉さんは、俳優という立場を超えて、中国に大きな影響を与えた。
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2014年11月20日、中国の若者にとって「高倉健」は、それほどなじみの深い日本人ではない。しかし、高倉さんは、俳優という立場を超えて、中国に大きな影響を与えた。高倉さんは、中国の改革開放(1978年)当時の文化的シンボルであり、同世代の人々の心に宿る「大スター」だ。北京青年網が伝えた。
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中国の人々が高倉さんに出会ったのは、1979年に「君よ憤怒の河を渉れ」が公開された時だ。改革開放が実施されて間もなかった当時、中国国産の映画はほとんどなかった。「君よ憤怒の河を渉れ」で主演を演じていた高倉のクールな姿や角刈りのヘアスタイル、濃い眉毛、一重まぶたは、中国で「もてる男」の象徴となった。
中国で高倉さんと言えば、同映画を連想する人が多いが、日本のネットユーザーらは、やくざ映画を連想する。1960年代の映画「網走番外地」や「日本侠客伝」などで主演を務めた高倉さんは、学生運動にふけっていた当時の日本人の間で、圧倒的な人気を誇った。
日本のネットユーザーの間では、寡黙であるものの、ここという時には必ず登場するというのが高倉さんのイメージで、その男気や人間味ある姿にあこがれている人も多い。暗い過去の時代に、大きなプレッシャーを背負っている男性というのが高倉さんのイメージだ。
ある調査では、高倉さん主演の映画のうち最も人気だったのは「幸福の黄色いハンカチ」で、支持率32.2%だった。一方、チャン・イーモウ(張芸謀)監督が旗を振った日中合作映画「単騎、千里を走る(中国語題:千里走単騎)」は、わずか0.6%。中国で最も知られている「君よ憤怒の河を渉れ」に至っては、名前さえ上がっていない。
「幸福の黄色いハンカチ」で、高倉さんが演じた、不器用で寡黙であるにもかかわらず、人情ある素朴な男性は、日本で名演技中の名演技と評されている。正直で、何事にもまじめに取り組み、人生において何度も遠回りする。そして、一生懸命生きているにもかかわらず、不幸な目にばかり合う。そんな男の姿に、多くの人が自分の人生を重ね、涙を流した。
日本のネットユーザーの高倉さんに対するイメージは、コートを着たクールな男性を思い浮かべる中国の人々の印象とは大きく異なっているのだ。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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