2014年11月18日、中国紙・新京報によると、北京市の秀水街で13日、ヤミの外貨両替屋を営んでいる女性が2人の外国人男性からユーロの偽札をつかまされ、人民元36万9000元（約700万円）をだまし取られる事件が発生した。

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13日午後5時ごろ、2人の外国人男性が秀水街のショッピングモールで両替所を探していた。声を掛けられた近くの店の従業員が両替仲介者の張さんを紹介。張さんは外国人が数万ユーロの両替を希望していることを知ると、ヤミ両替屋の陳さんに電話をかけた。すぐにやってきた陳さんは、外国人男性から5万ユーロ分あるという200ユーロ札の束を見せられた。彼女はその時に23万元（約438万円）しか持ち合わせていなかったので、同業者に連絡。陳さんは21万9000元（約415万円）で3万ユーロ分を、同業者が15万元（約285万円）で2万ユーロ分を両替した。張さんには仲介料の6000元（約11万円）が支払われた。

翌日、陳さんが3万ユーロを預金しようと銀行へ向かうと、全部が偽札であることが判明。「私は捕まってもいいから、あの詐欺師2人を捕まえてほしい」と、三里屯派出所に被害を訴え出た。弁護士によると、ヤミ両替は中華人民共和国外貨管理条例第45条違反となる。小規模なものは所有している外貨額の30％以下の罰金、大規模で悪質なものは30％以上の罰金や刑事事件として立件される。（翻訳・編集/本郷）