日本で「ながらスマホ」原因の事故が多発、死亡事故も―SP華字紙

Record China    2014年11月14日(金) 22時55分

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13日、現在、歩く時も、道を渡る時も、犬の散歩の時も、自転車に乗る時も、スマホ(多機能携帯)から目が離せないという人が増えている。周囲で起こっていることも全く気にせず、下を向いてスマホを一心に見ているその姿は、まるでゾンビのようだ。資料写真。

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2014年11月13日、現在、歩く時も、道を渡る時も、犬の散歩の時も、自転車に乗る時も、スマホ(多機能携帯)から目が離せないという人が増えている。周囲で起こっていることも全く気にせず、下を向いてスマホを一心に見ているその姿は、まるでゾンビのようだ。また、スマホに夢中になると、事故などが起きる原因にもなってしまう。中国新聞網がシンガポールの華字紙・聯合早報の報道を引用して報じた。

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消防庁の防災・安全課の統計によると、同課が処理した事故のうち、歩きながら、自転車に乗りながらなどの携帯電話、スマートフォンに係わる事故が約41%を占めた。

同課の山本氏は、「歩きながら携帯を見る人がいる状況が続くなら、今後事故がもっと増えるだろう」と警笛を鳴らしている。

「ながらスマホ」によって起きかねない事故は、周りに迷惑をかけて、謝ってそのまま立ち去れるような簡単な事故ばかりではなくなっている。

東京消防庁管内で、2009年から13年までの4年間、自転車に乗りながらなどの携帯電話、スマートフォンなどに係る事故により、122人が救急搬送された。

誰かが歩きスマホをしていて電柱や犬にぶつかったというなら、笑い話ですむが、最近、男性が携帯を見ていたために踏切に入ってしまい、電車にはねられ死亡するという事故も起きている。

現在、日本では半数以上の人がスマホを持っており、その比率は上昇の一途をたどっている。それには、歩いて学校に通う学生も含まれている。

NTTドコモが、「歩きスマホ」の事故防止およびマナー向上の取り組みとして渋谷の交差点で行った、1500人が「歩きスマホ」だったらどうなるかというシミュレーションでは、「歩きスマホ」時の視野は通常時に比べて20分の1になってしまうことが分かった。また、衝突件数は446件、転倒件数は103件、スマホ落下件数21件だった。同社の社会環境推進部担当課長・鈴木洋さんは「このような状況が子供にとって安全なはずがない。とても危険。問題が起きないようにするのが私達の責任」としている。

同シミュレーションでは、横断成功者は約3分の1の547人にすぎなかった。転倒者103人のうち、82人は転倒後も携帯を握りしめていた。

東京では、「歩きスマホ」をする人への不満が高まっており、政府が「他の人から白い目で見られる」などと書かれた張り紙をして、社会の秩序を保つよう呼び掛けている。しかし、このような対策が功を奏するかは、歩きスマホをしている人が「頭を上げるか」にかかっている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

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