2014年11月12日、環球時報は記事「中国挑発の代価は高かった、フィリピンは巨額投資獲得の機会を逃したのか」を掲載した。

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10日付米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは「中国の海上シルクロードの道はフィリピンを飛び越えた」と伝えている。10月、インドネシアを訪問した習近平（シー・ジンピン）国家主席が発表したのが「21世紀海上シルクロード」構想だ。

これは東南アジア一帯とスリランカ、ケニア、ギリシャなどの国々で中国が協力し港湾や工業団地の建設を進め海上貿易を活発化させようとするものだが、発表された海上シルクロード構想ではフィリピンは経由しないことにされている。南シナ海の領有権をめぐりフィリピンは中国と激しく対立している。国際海洋裁判所へと提訴したことが中国を怒らせたとみられる。

アジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議の開催中、習主席とアキノ大統領は会談したが、習主席は過去の共通認識に立ち戻り、中国とともに建設的に問題を解決するよう求めている。アキノ大統領は中国が問題解決に取り組むことを歓迎すると発言した。（翻訳・編集/KT）