2014年11月11日、アジア太平洋経済協力会議（APEC）に出席する安倍晋三首相に同行した昭恵夫人は、北京市内にある日本国際交流基金北京文化センターで、中国の学生60人による文化活動を見学。終始和やかな雰囲気の中で、学生たちとの会話を楽しんだ。中国紙・環球時報が伝えた。

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着慣れない和服と中国では「ひざまずいている」とみなされる正座をしている学生たちを見た昭恵夫人は、すぐさま彼らに立って話をするよう声を掛けた。昭恵夫人の気配りに、学生たちや周囲の中国人も好印象を抱いたという。

「日本の何に興味を持っていますか」との昭恵夫人の問いに、学生たちは「ドラマ」と回答。「何のドラマ？」と重ねて質問すると、学生は「昼顔」と答えた。「昼顔」は最近日本で放送された不倫をテーマにしたドラマ。昭恵夫人は一瞬びっくりした顔をしたが、すぐに笑顔に。次に夫人が「私は今ごろになって『半沢直樹』を見ています」と話すと、学生たちは口々に「遅れてる！」と返し、昭恵夫人は声をあげて笑っていた。

この報道に対するネットユーザーの反応には興味深いものがある。以下は主なコメント。

「この学生たち、中国の指導者に『遅れてる』なんて言えるのか？言えたとしても、中国メディアがこれを報道するか？」

「日本人の昭恵夫人が見ない不倫ドラマを見る中国の学生…なんともはや」

「『昼顔』だなんて中国人として恥ずかしいよ」

「日本にはもっといいドラマがたくさんあるのに、なぜ『昼顔』？」（翻訳・編集/本郷）