中国政府を悩ませる汚職官僚の海外逃亡、1万人超が15兆円を持ち出し―中国紙

Record China    2014年11月10日(月) 6時0分

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8日、華夏時報は記事「海外逃亡の汚職官僚は1万人超、8000億元を持ち出しとの報告」を掲載した。中国人民銀行の報告書によると、1990年代中期からの累計で15兆円もの資金が持ち出されたという。資料写真。

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2014年11月8日、華夏時報は記事「海外逃亡の汚職官僚は1万人超、8000億元を持ち出しとの報告」を掲載した。

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習近平(シー・ジンピン)体制発足以来、中国では大々的な反汚職キャンペーンが続けられている。しかし対処に苦慮しているのが海外逃亡した汚職官僚だ。犯罪人引き渡し条約を締結している国が少ないこと、中国では経済犯罪でも死刑判決が下る可能性があるため引き渡しを拒まれることも多い。

では現在、どれほどの汚職官僚が海外逃亡しているのだろうか。13年10月に最高人民検察院の曹建明(ツァオ・ジエンミン)検察長が明かしたところによると、08年から13年までの5年間で6694人が逃亡したという。中国人民銀行によると、1990年代中期からの累計で1万人超。持ち出した金額は8000億元(約15兆円)に達するという。

中国は今年7月から「猟狐2014」と題した海外逃亡犯の摘発キャンペーンを行っている。すでに100人あまりの身柄を確保したが、氷山の一角に過ぎない。(翻訳・編集/KT)

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