教師から人工中絶の写真を見せられた小2児童、「怖くて泣きたくなった」と保護者に訴える―北京市

Record China    2014年11月7日(金) 3時28分

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5日、北京市内の小学校でこのほど、教師が2年生の児童に人工中絶に反対する記事が書かれた新聞を見せた。そこには残酷な写真が多数掲載されており、児童に深刻な影響を与えたという。資料写真。

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2014年11月5日、北京市内の小学校で女性教師が2年生の児童に人工中絶に反対する記事が書かれた新聞を見せていたことが明らかになった。そこには残酷な写真が多数掲載されており、児童らは心に深刻な傷を負ったという。新京報が伝えた。

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北京育才学校通州分校初等部に通う小学2年生の児童が、保護者に「学校で先生に見せられた資料に、赤ちゃんがハサミみたいなものに挟まっている写真があった。気持ち悪くて泣きたかった」と訴えた。児童によると、国語の教師が人工中絶に反対する記事を掲載した新聞をクラスの児童全員に配った。

同校初等部の責任者は4日、国語教師が問題の新聞を2年生の1クラス全員に配布したことを認めたうえで、「大部分の写真が児童に見せるには適当でないものだった」として、新聞を回収した上で、女性教師を厳しく指導したと説明した。児童に持ち帰らせて保護者に見てもらうことが目的だったようだとしている。女性教師の行動については、「あくまでも個人的な判断によるもの。彼女は人工中絶に反対するあまり、行き過ぎた指導をしてしまった」と述べた。

中国教育学会家庭教育専門委員会の王玲(ワン・リン)理事は、「小学生にも性教育は必要だが、何も知らない児童にいきなり胎児や中絶の写真を見せるのは適切ではない。子供の心身にマイナスの影響を及ぼす可能性がある」と批判している。(翻訳・編集/本郷)

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