2014年10月27日、雲南省楚雄市で、父親が3歳になる実の息子を高さ5メートルの歩道橋から投げ落とすという事件が発生した。きっかけは妻との言い争いだという。29日付で中国青年報が伝えた。

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27日午後3時ごろ、楚雄市の繁華街にある歩道橋の上で、一組の男女が激しい言い争いをしていた。そのそばでは、小さな男の子が2人を見て大声で泣いていた。すると男が突然、歩道橋の上からこの男の子を投げ落とした。目撃者によると、落ちた子供の近くを歩いていた人が、すぐに抱き上げて歩道に避難したため、男の子は車にひかれずに済んだ。男の子は頭から激しく出血していたが、搬送された病院での検査の結果、奇跡的に軽傷で済んだという。

その後の調べで、言い争っていた男女は夫婦で、離婚の手続きをするために市役所へ向かう途中だった。歩道橋の上を歩いているときに、子供をどちらが引き取るかで激しい口げんかに。怒った夫が力づくで息子を奪おうとしたが、息子が泣いて抵抗したため、逆上したという。

妻の話では、夫は日頃から酒を飲んでは妻に暴力を振るっていた。息子のためにこれまで我慢を続けてきたが、この日にとうとう離婚を決意。妻は「実の息子にこんな残酷なことができるなんて、信じられない。息子はひどく傷ついており、今後が心配だ」と話している。父親は現在、警察で取り調べを受けているが、殺人未遂容疑で起訴される可能性が高いという。（翻訳・編集/本郷）