日本のドラマから見える日本の職場文化―中国メディア

Record China    2014年10月28日(火) 19時4分

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27日、中国では1980年代から、日本のドラマが人気を集めるようになった。中国人にとって、日本のドラマは、実力派の役者やアイドルだけでなく、海を挟んで隣にある日本人の生活や文化を知る手段ともなっている。資料写真。

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2014年10月27日、中国では1980年代から、日本のドラマが人気を集めるようになった。中国でも高い知名度を誇る日本の俳優や女優のほとんどは、ドラマ出演がきっかけで人気に火がついた。中国人にとって、日本のドラマは、実力派の役者やアイドルだけでなく、海を挟んで隣にある日本人の生活や文化を知る手段ともなっている。では、あなたはどんな日本の社会を目にしたことがあるだろう?中国日報が報じた。

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▼日本の職場文化

日本の職場文化を描いたドラマ「医龍」や「HERO」、「半沢直樹」はいずれも高視聴率を記録した。これらドラマで印象的なのは、「協力の精神」だ。また、「HERO」や「半沢直樹」で印象的だったのは、主役が職場でひどい目に遭うことが多い点であり、中国人からすれば、「なぜ辞めないのか」といった疑問が浮かぶ。

▼団結力

日本のドラマで最もよく描かれるのが「1+1が2以上になる」という「団結力」。例えば、「医龍」では、天才外科医・朝田龍太郎が「チームドラゴン」に優秀なメンバーを集め、「団結力」で困難を乗り越えながら、難しい手術を次々に成功させていく姿を描いている。これまでに第一期から四期まで放送されたが、どのストーリーも見事に人心に訴えかける内容となっている。

また、日本のドラマでは、仕事終わりで同僚と食事をしながら会話を楽しむシーンがよく出てくる。

▼仕事を辞めない日本人

日本で最も羨ましがられるのは弁護士、医師などの高収入の職業で、以下、大企業の正社員、国家公務員、大企業の社員、地方公務員、一般企業の社員の順で続き、派遣社員、アルバイト、二―トなどは軽視されがちだ。

大手銀行の行員は、高収入だけでなく高い社会的地位、そして老後の保障なども手にすることができる。

雇用形態や社会的風土が原因となり、日本では従業員の入れ替わりがそれほど激しくない。大企業を辞めたりすれば、同様の仕事を探すのは難しく、ランクを下げて探さねばならないからで、収入だけの問題にとどまらないのだ。

また、ほとんどの会社は、他の会社を辞めた人より新卒を雇い、育成することを好む。会社を辞めた人に対する社会の目は厳しく、「新しい仕事もいつか辞めるだろう」と見られてしまう。

日本の大企業で働く社員は、退職が自分にとって大きな痛手となるため、自ら辞めることは少なく、会社に忠実だ。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/kojima)

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