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中国で全国の1%人口を対象としたサンプリング調査がスタートした。写真は上海。
中国で全国の1%人口を対象としたサンプリング調査が1日に始まった。これはどんな調査なのだろうか?
「全国人口センサス条例」の明確な規定に基づいて実施される全国の1%人口を対象としたサンプリング調査は、通常、2回の人口センサス(日本の国勢調査に相当)の間に当たる下一桁が「5」の年に実施される。人口の発展、変化状況を適時把握することがその主な目的となる。
中国は10年に1度、全国センサスを行い、その中間の年に行われる「全国の1%人口を対象としたサンプリング調査」は「小センサス」と呼ばれている。
今回の全国の1%人口を対象としたサンプリング調査は、世帯を単位に実施される。調査の対象となるのは中国の抽出された世帯に属する全ての人で、今回は全国の約500万世帯、1400万人が対象となる計画だ。
調査の内容は、氏名や身分証明書の番号、性別、年齢、受けた教育の程度、職業、移転・流動、婚姻、出産、住宅の状況などになる。
全国の1%人口を対象としたサンプリング調査は統計法の関連規定に厳密に従い、全てのプロセスにおいて、国民の個人情報保護を強化する。今回の調査のデータは来年に統計公報や統計年鑑などを通して社会に公表されることになっている。
中国国家統計局人口・就業統計司の肖寧(シャオ・ミン)副司長によると、国家統計局のミクロデータ実験室を通して、匿名化処理済みのミクロデータが公開されるほか、一部の高等教育機関や研究機関と共に課題研究を展開し、調査データが幅広く活用されるように取り組むという。
肖副司長は、「これは民生に関わる基礎的な作業で、調査データは民生政策制定のためにも、データという視点から下支えを提供する。例えば、一部の地域で高齢者が増えていることを把握した場合、さらに的確な場所で介護施設建設を進めることができる。このような調査を通して、公共資源がさらに適切に民生関連の各分野に配置されるよう促進することができる」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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