中国の製薬企業、ジェネリック品製造者からイノベーターに転換―英メディア

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中国の製薬企業はジェネリック品製造者からイノベーターに転換していると英メディアが報じた。資料写真。

英国経済紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)はこのほど、「中国の製薬企業が今年締結した海外へのライセンス授与の契約件数は史上最多だ。投資家が、中国は世界における医薬品の研究開発をけん引する大きな力になると見込んでいることで、中国のバイオテクノロジー企業の株価は大きく上昇した」と報道しました。

中国の医薬に関連するビッグデータサービスを提供する医薬魔方(ファームキューブ)によると、2025年1〜8月に中国のバイオテクノロジー企業は海外に対するライセンス授与の取引を93件締結しました。契約は主に中国国内の製薬企業が自主研究開発した医薬品のライセンス授与についてで、取引総額は850億ドル(約13兆円)に達しており、通年では6年連続で新記録を樹立する見込みです。

中国のバイオテクノロジー企業を研究する投資家のブラッド・ロンカー氏は、「中国では10年前、バイオテクノロジーと言える業界はなかった。当時の多くの企業はジェネリック(後発)医薬品を作っていた。今の(世界的な)大手製薬企業は新しい医薬品を調達する際に、中国に注目するようになった」と述べました。

ロンカー氏はまた、薬物の量産と臨床実験の推進について「中国では米国や欧州諸国と比べて、医薬品の量産化や臨床試験の進行速度がはるかに速い。新しい医薬品を研究開発する場合、中国ならば欧米諸国より1年か2年早く、その医薬品が有効かどうかを知ることができる」と述べました。

中国国内では、監督管理機関がイノベーションの支援に一貫して尽力している一方で医薬品価格は低く抑えられています。この現状が、多くの企業を海外市場に向かわせています。ロンカー氏は、「中国の製薬業界はビジネスとしての販売において爆発的な成長をできずにいる。これはとても残念なことだ」との考えを示しました。(提供/CRI

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