Record China 2014年10月24日(金) 20時41分
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23日、北京農業職業学院は、授業中でもスマホを手放そうとしない学生が多いため、「授業中携帯没収」活動を推進することにした。
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2014年10月23日、北京農業職業学院は、授業中でもスマホを手放そうとしない学生が多いため、「授業中携帯没収」活動を推進することにした。これまでに、国内の一部大学で、「教室で授業中に携帯を使用することを禁じる」という規定が定められたケースはあったが、同校が試みたこの新ルールは、北京の学校では前例がない。新京報が伝えた。
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▼学生
学生によると、同校では先週、各学部の各クラスに、「携帯一時保管用仕切り付き壁ポケット」が配布された。この壁ポケットは教室前方の壁に掛けられ、授業が始まる前に各自の携帯電話を預けなければならない。授業が行われる教室が固定されていないため、壁ポケットは、クラスが移動するたびに、一緒について行くことになる。
▼学校
北京農業職業学院宣伝教育科の担当者によると、「学生の中には高校時代から好ましい学習習慣や生活習慣を身に着けていない学生も一部にいるため、これまで授業中にうつむいて携帯やスマホでゲームに興じる光景がよく見られた。『授業中携帯没収』活動は、授業の秩序を乱すこのような悪しき習慣を改善するための措置だ。もちろん、学生に対する束縛だけで終わってはならない。学校側も、教学のレベルを引き上げ、授業を受け持つ教員が、より興味深い授業を展開し、学生の関心を引く必要がある」という。
新しいルールを始めた後、一部の教員は、授業中の雰囲気がかなり良くなり、学生と教員とのやりとりがより緊密化したという感想を抱いているようだ。
▼専門家
教育専門家の熊丙奇(ション・ビンチー)氏は「もし、『授業中は不携帯』を、学生が自発的に提案したのであれば、それほど非難するにはあたらない。だが、学校側が、授業前に携帯電話を預けるよう、学生に強制することは、学生が授業中に携帯ゲームに興じるという問題を管理的な方法で解決することになる。学校は、学生に対して、携帯を『自主的に管理』し、好ましい学習習慣や生活習慣を身に着けるよう、奨励すべきだ」と指摘した。21世紀教育研究院の王雄(ワン・シオン)副院長も、「学校は、『管理型』から『独立自主型』へ、教育方式のモデルチェンジを図らなければならない」と、否定的な見方を示した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)
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