拡大
中国チームの最新研究が人類進化のタイムラインを更新しました。写真は鄖県人の頭部像復元図。
中国科学院古脊椎動物・古人類研究所が明らかにしたところによると、同研究所の倪喜軍研究員チームは、中国で出土した今から約100万年前の古人類頭蓋骨化石を再分析した結果、謎の古人類「デニソワ人」と密接に関連する新しい進化系統「竜人」(Homo longi)を発見し、現代人、ネアンデルタール人とこのアジア古人類系統の分化時期が従来の学界の共通認識よりもはるかにさかのぼることが分かりました。関連研究成果は北京時間9月26日、国際学術誌「サイエンス」に掲載されました。
研究対象となったのは、「鄖県人2号」と呼ばれる頭蓋骨化石です。この化石は1990年に湖北省鄖県(現在の十堰市鄖陽区)で発見されました。鄖県人2号は信頼できる地質年代測定があるだけでなく、100万年前の極めて希少な人類遺跡でもあるため、人類の進化系統を明らかにする上で重要な意義があります。
研究チームは高精度CTスキャンと構造光表面スキャン技術を採用し、鄖県人2号の頭蓋骨を復元しました。原始的な特徴と進化的な特徴が融合した形態を呈しています。また、この100万年前の頭蓋骨の脳容量は1100ミリリットルを超えることが判明しました。鄖県人は100万年から30万年前までの時期の人類進化の謎を明らかにし、人類の起源について、既知のものより知らないことの方がはるかに多いことをわれわれに改めて認識させました。(提供/CRI)
Record China
2025/9/26
Record China
2025/9/26
Record China
2025/9/25
Record China
2025/9/25
Record China
2025/9/25
Record China
2025/9/25