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今年行われた一連のテクノロジー関連展示会にAIトイが次々に登場し、話題を集めた。写真は中興通訊のAI電子ロボット「Mochi」。
今年行われた一連のテクノロジー関連展示会に人工知能(AI)トイが次々に登場し、話題を集めた。
年初に米国ラスベガスで行われたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)では、日本発の抱きつく縫いぐるみ風ロボット「みるみ」と中国発のAI搭載ペット型ロボット「Ropet」が展示され、人気を博した。3月に上海で開催された中国家電・消費電子博覧会(AWE)には、TCLのAIコンパニオンロボット「AiMe」(発売前)が登場。このロボットは車輪付きのカプセル型ベースに入って移動することができ、音声での交流や映像の記録も行える。7月に上海で開催された世界人工知能大会(WAIC)に登場した中興通訊(ZTE)のAI電子ロボット「Mochi」(発売前)は、その大きな目で気持ちを表して反応することができる。
このようなAIトイは、展示会に登場するだけでなく、今後はより多くの人々の生活にも急速に入り込むことが予想される。いくつかのスタートアップ企業はすでにAIトイ製品の出荷準備を進めている。
深セン市にあるAIハードウェアベンチャー企業の深セン市美好憧憬科技の胡晨輝(フー・チェンフイ)最高経営責任者(CEO)は、「当社は設立から約半年の会社で、正式な製品の引き渡しは9月中旬になる」と話した。別のAIトイのスタートアップ企業でマーケティングを担当する張興(ジャン・シン)さん(仮名)は、「当社は今年初めに設立され、現在はチームのメンバー数人が深センの工場に常駐し、製品を大量生産する段階に入っている。年内には最初の製品の予約販売を開始できるだろう」と話した。
価格面を見ると、すでに発売されている製品は価格差がかなり大きい。人形タイプの製品で比較すると、日本の「LOVOT」は本体価格が1万元(約20万円)以上で、高級機種に属する。また、同じく日本発のハムスターに似たペット型ロボット「Moflin」も1000元(約2万円)以上する。中国企業では、上海珞博智能科技が発売したAIトイ「Fuzozo」が399元(約8000円)、優必選科技(UBTECH)の「萌UU」が400元前後、躍然創新(Haivivi)の「BubblePal」が約300元(約6000円)となっている。運動機能を備えたAIトイでは、教育や娯楽に利用できる優必選の小型人型ロボット「悟空」は2000元(約4万円)を超える。
EC大手の京東と深セン市玩具産業協会が共同発表した「AIトイ消費トレンド白書」によると、世界のAIトイ産業は急成長傾向を示しており、23年の市場規模は100億元(約2000億円)を超える程度だったが、30年には1000億元(約2兆円)を突破することが予想されるという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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