青海省で秦代の石刻発見、原位置保存で国内最高標高―中国

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青海省で秦代の石刻が発見されました。

中国の考古学研究者はこのほど、中国西部に位置する青海省ゴロク(果洛)チベット族自治州バタ(瑪多)県で貴重な石刻を発見しました。石造物の文化財保護や秦・漢時代の考古学、古文字学、書道・篆刻分野の専門家が共同で研究した結果、この石刻は今から2200年以上前の秦の時代のものであると判断しました。中国で発見された秦代の石刻としては唯一、元の場所に保存されており、標高が最も高い(4306メートル)地点で発見されたものです。

石刻の壁面の長さは82センチ、最も広いところは幅33センチで、刻字された面積は約0.16平方メートル、地面からの高さは約19センチです。石刻には、秦の始皇帝により派遣された五大夫(当時の官名)の翳が方士(古代中国で不老長寿の説を唱え、魔術的技法や薬方を使った者を指す)を率いて崑崙山で薬草を採集したとの内容が記録されています。

高精度の情報強化技術により、石刻上の文字には、先端が平らな工具で彫った跡が確認され、当時の工具の特徴と合致していることが分かりました。また、鉱物や元素の分析を経て、現代の合金製工具を利用して彫った可能性も排除されました。彫った跡の内部や石の表面には風化した二次鉱物も含まれていることから、この石刻は長期間の風化を経たもので、近年新たに彫られた可能性もないと判断されました。(提供/CRI

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