中国が世界の工場の地位を維持している秘密は安価な労働力ではなくロボットにある―米メディア

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中国メディアの環球時報は10日、「中国が世界最大の工場の地位を維持している秘密は安価な労働力ではなくロボットにある」とする米ギズモード(ブラジル版)の記事を紹介した。写真は小米汽車の工場。

中国メディアの環球時報は10日、「中国が世界最大の工場の地位を維持している秘密は安価な労働力ではなくロボットにある」とする米ギズモード(ブラジル版)の記事を紹介した。

記事によると、中国は産業覇権を維持するための新たな武器を見出した。それはロボット軍団だ。この賭けは世界の製造業のバランスを再定義し、コストを削減し、輸出を増加させ、労働市場に新たなダイナミクスを生み出すことになる。

記事は「中国の工場の変革は静かに進行しているが、その影響は計り知れない」とし、「中国の産業モデルは、賃金上昇に伴い勢いを失うかと思われたが、状況は自動化の推進によって一変した。産業用ロボットの大量導入と野心的な国家政策が相まって、中国は世界経済における中心的な地位を維持している」と伝えた。

記事は、中国の工場で毎年、世界全体のほぼ半数に相当する28万台超の産業用ロボットが導入されていることに触れ、「労働者1人当たりのロボット密度では韓国やシンガポールがリードしているが、絶対数では中国が圧倒している。そして、過去とは異なり、今ではその多くが国内で生産されている」とし、その例として、中国のロボットメーカー、成都CRPロボットテクノロジーを挙げ、「海外の競合他社よりも60%安価なロボットを供給し、繊維や玩具など付加価値の低い分野での自動化を可能にしている」と紹介した。

記事は「中国はロボットのおかげで人件費の上昇に直面しても競争力のある価格を維持できている。その成果は輸出に現れている」とし、中国の玩具は国際市場でシェアを伸ばし、家具や文房具、清掃用品も存在感を高めていると伝えた。

記事は「労働者をロボットに置き換えることは、単なる戦略的な選択ではなく、高賃金時代に産業機械を維持するために不可欠な要素だ」とし、「これにより中国は今後も世界の工場であり続け、人工知能(AI)と自動化がその経済力の中心となる」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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