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広西チワン族自治区で絶滅危惧新種のプリムリナ・タバクム・ハンスが発見されました。
中国南部の広西チワン族自治区桂林市にある広西植物研究所の研究チームと桂林観光学院の研究者はこのほど、同市全州県で実施した合同科学調査で、イワタバコ科イワタバコ属の新種プリムリナ・タバクム・ハンス(学名:Primulina tabacum Hance、中国名:全州報春苣苔)を発見しました。関連成果は植物分類学の専門誌「フィトタクサ(Phytotaxa)」に掲載されています。
同研究チームは2020年3月、全州県で野外植物調査を実施したところ、道路脇の石灰岩の断崖でこの植物を発見しました。4年間の実験を経て、研究者は同種の形態や特徴が安定していることを確認し、イワタバコ属植物の新種であることを明らかにしました。モデル標本を全州県で採集したため、「全州プリムリナ・タバクム・ハンス」と命名されました。
研究者によると、同種は最初に発見された断崖に約400本の成体個体が密集して分布していましたが、2022年になると環境の変化により、その数は10本未満に減少し、新たな幼苗もなかったとのことです。今年の春、研究者は最初に発見した地点から約5キロ離れた場所で、約100本の成熟個体を新たに発見しました。国際自然保護連合(IUCN)の分類基準に基づき、同種は「CR(深刻な危機)」に指定されました。(提供/CRI)
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