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中国メディアの参考消息は15日、「手頃な価格の魅力で世界のブランドに挑戦する中国コスメ」とする香港英字メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を紹介した。写真はSkintificの商品。
中国メディアの参考消息は15日、「手頃な価格の魅力で世界のブランドに挑戦する中国コスメ」とする香港英字メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事を紹介した。
記事はまず、「中国の大衆向け美容製品は海外でも人気を集めており、著名ブランドよりも安い価格が業界大手に挑戦するのに役立つ可能性がある」と伝えた。
記事は、今年上半期(1〜6月)の中国の化粧品輸出額は前年同期比12%増の187億元(約3833億円)に達し、主な輸出先は米国、英国、インドネシア、オランダ、日本であることを紹介した。
その上で、アリババが海外向けに運営している通販サイトのAliExpressによると、中国製美容製品の海外売上高は過去1年間で倍増し、伸びが顕著だった市場は欧州、メキシコ、ブラジル、日本だと伝えた。
記事はまた、マッキンゼーが6月に実施した調査によると、プレミアムブランドがマスブランドより優れているとは考えていない消費者の割合は63%に達し、この変化がマススキンケアとカラーコスメの世界市場シェアを過去5年間でそれぞれ5ポイントと4ポイント増加させる要因となり、昨年6月以降、消費者の24%がより安価な美容製品に乗り換えたと回答したことも紹介した。
記事は「東南アジアではこの傾向が中国に有利に働いている」とし、英国の市場調査会社ユーロモニターの7月の報告書によると、手頃な価格の中国のスキンケア製品とカラーコスメは同地域で「積極的に」拡大しており、地元企業とグローバル企業の双方に「最も大きな衝撃」をもたらすと予想されている一方で、高級品セグメントはほぼ影響を受けておらず、中国のマスカラーコスメ、マススキンケア、マスフェイシャルケアブランドの2019年から24年にかけての東南アジアでの年平均成長率はそれぞれ70%、115%、111%だと伝えた。
また、ユーロモニターによると、Y.O.UやDazzle Meブランドを所有するHebe Beauty CosmeticsとSkintificブランドを所有するGuangzhou Feimeiに代表される急成長企業が、業界のリーダーであるロレアルとユニリーバの市場シェアに挑戦する勢いにあり、中国ブランドは価格競争力に加え、東南アジアにおける中国とほぼ同一の決済インフラや消費者の購買習慣の恩恵も受けているとも伝えた。
記事は「中国の化粧品・スキンケアブランドは急成長しているものの、中国の玩具大手ポップマートのような規模や影響力に匹敵するまでにはまだ長い道のりだ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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