ジョウ・イエ（周也）とチョン・レイ（丞磊）が共演する時代劇ドラマ「錦月如歌」が6日、中国でテレビ放送と配信をスタートした。

「錦月如歌」は人気作家・千山茶客の小説を映像化した最新作。千山茶客の作品は昨年の「墨雨雲間～美しき復讐～」に続き、今春配信の「雁回時」もヒットを記録した。「錦月如歌」にも大きな期待がかかる中、6日に湖南衛星テレビ、騰訊視頻（テンセントビデオ）と芒果TV（マンゴーTV）で放送と配信をスタートした。

昨年春にクランクアップした「錦月如歌」は、出演者のリー・ミンドー（李明徳）による器物損壊罪や共演俳優への誹謗（ひぼう）中傷といったスキャンダルが発覚したことも影響し、配信時期を巡って関心を集めてきた。その後、人工知能（AI）によってリー・ミンドーの出演シーンで顔面差し替えが行われ、修正完了後にやっと配信へとこぎ着けた。

話題作のドラマが集中する夏季シーズンに投入されたが、作品の人気や影響度を示すヒット指数「熱度」ランキングでは配信初日の6日に4位に登場。騰訊視頻の「熱度」ランキングでは初登場1位となり、好スタートを切った。

家を守るため男として育った女将軍の禾宴が一族の陰謀によって命を狙われ、蘇生後に別人の身分で復讐と国を揺るがす事件に立ち向かうストーリー。禾宴を助ける将軍の肖鈺を演じるチョン・レイはショートドラマで知名度を上げ、2023年の「雲之羽」で人気急上昇。ロングドラマでの主演はこれが初めてとなり、ジョウ・イエとの新鮮なタッグも期待されている。（Mathilda）