日本と中国で相次ぎ相手国民への襲撃事件、排外感情への懸念が高まる―独メディア

Record China    2025年8月4日(月) 12時0分
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2日、独ドイチェ・ヴェレは、日本で中国人が、中国で日本人がそれぞれ襲撃される事件が発生し、両国の排外的な感情の高まりに対する懸念の声が出ていることを報じた。写真は蘇州。

2025年8月2日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、日本で中国人が、中国で日本人がそれぞれ襲撃される事件が発生し、両国の排外的な感情の高まりに対する懸念の声が出ていることを報じた。

記事は、江蘇省蘇州市の地下鉄駅構内で7月31日、子どもを連れた日本人女性が男に石のようなもので襲われて負傷する事件が発生したと紹介。子どもにけがはなく、襲われて病院に運ばれた女性もすでに帰宅したこと、男がすでに身柄を拘束されたとの情報があるものの、現地の警察当局はこの件について公式情報を出していないことなどを伝えた。

一方で、東京でも同31日午前に中国人男性2人が暴行を受けて重傷を負う事件が発生したと紹介。容疑者は4人いると見られ、何らかの武器を持って男性らを襲撃した後逃走しており、まだ身柄が拘束されていないと伝えた。そして、中国大使館が日本側に速やかな事件の解決を求めるとともに声明の中で「日本社会では近ごろ排外的な感情が出現している」と言及したことを報じている。

記事は、昨年6月に蘇州市で、9月に広東省深圳市でそれぞれ日本人の小学生らが襲撃される事件が発生したことに触れた上で、ここ数年は領土問題や軍事費拡大問題によって日中関係が緊張傾向にあると指摘。特に中国ではかねてより日本が侵略の歴史に対して十分な反省と謝罪を行っていないと批判し続けていることも相まって反日感情の高まりが見られることを伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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