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30日、中国のポータルサイト・捜狐に「日本の漫画家が予言を的中させた?」と題した記事が掲載された。写真は私が見た未来。
2025年7月30日、中国のポータルサイト・捜狐に「日本の漫画家が予言を的中させた?」と題した記事が掲載された。
同日早朝、ロシアのカムチャツカ半島で、M(マグニチュード)8.8(当初は8.7と発表)の巨大地震が発生した。震源は日本から数千キロメートル離れているにもかかわらず、日本列島全域に津波警報が発令され、テレビ局は緊急報道を連発、沿岸の住民は避難を余儀なくされるなど、地震と津波の警告により人々は一斉に目を覚ました。さらに、千葉県ではクジラの大量座礁という不可解な現象も発生し、多くの人々に不気味さと戦慄を与えた。
記事は、「災害発生直後のX(旧ツイッター)のトレンドには、次々と『津波注意報』『避難警報』『たつき諒』『M8.8』などの関連ワードが登場し、一気に注目が集まったが、なぜ『たつき諒』という名前が急浮上したのか。実は、彼は数年前に『私が見た未来』というタイトルの漫画作品を発表しており、同作は『災害予言書』とまで呼ばれていたのだ」と述べた。
続けて、「この作品が特異なのは、その内容がすべて作者本人の夢の記録に基づいている点にある。たつき氏は作中にて、25年7月に日本で大災害が発生する夢を見たと記していた。ネット上では『7月5日』と誤って広まっていたが、それは彼が夢を見た日付にすぎない。実際に漫画に記されているのは、25年7月の月全体である。つまり、25年7月中に起こった大災害は、すべて予言の範囲に入る可能性があるというわけだ」と説明した。
その上で、「今回の突発的な地震災害がすぐに『予言の的中』として結び付けられた。特に今回の地震は日本にまで影響を及ぼし、火山活動、地震、津波、さらにはクジラの異常行動なども伴っており、漫画で描かれていた『複合型災害』と非常によく似ていたため、ネット上では『たつき諒さんの予言はギリ範囲内か。M8.7は相当デカいな…』『たつき諒、予言がギリギリ間に合って多分これ』との声が多数投稿された」とした。
一方で、「もちろん、冷静な見方をするネットユーザーもいた。震源はロシアのカムチャツカ半島であり、漫画に記された日本の関東地方とは完全に一致していないこと、また現在のところ日本での深刻な被害や犠牲者は出ていないため、『予言が完全に的中した』とは断定できないとの声もある。それでも、この災害によって『たつき諒』『私が見た未来』といったキーワードは一気に注目を集め、再び話題となった」と言及した。
そして、「『25年7月に日本で大災害が起きる』という予言が、もしひとつの謎だとすれば、今回の地震はその解答の一端だったのかもしれない。だがそれが単なる偶然なのか、それとも何か説明のつかない『夢による予知』なのか。その答えには、おそらく永遠にたどり着けないだろう。ただ願わくば、これから先に語られる『予言』が現実の災害ではなく、単なる取り越し苦労や杞憂(きゆう)に終わってほしい」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)
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