中国の同年代の人気女優チャオ・ルースー（趙露思）とユー・シューシン（虞書欣）の主演ドラマがそれぞれ9月に配信を開始して3回目の対決になるのではないかと話題が持ち上がっている。

チャオ・ルースーが香港の俳優ウィリアム・チャン（陳偉霆）と共演した中国ドラマ「許我耀眼」は昨年9月のクランクアップ以降、配信が待たれている。撮影中にはチャオ・ルースーが自ら調達に関わった衣装の数々が中国のSNS・微博（ウェイボー）で大きな話題になり、作品のトピックス閲覧量が撮影中の中国ドラマとして過去最高の10億回突破を達成した。

4月に配信に向けて許可証を取得したが、最近では9月配信の見込みと報じられている。これと同時に、ユー・シューシンとホー・ユー（何与）が主演の中国ドラマ「双軌」にも9月配信の話題が浮上している。

同じ「95後（95～99年生まれ）女優」のチャオ・ルースーとユー・シューシンは、同年代でトップクラスの人気女優。23年夏には「星漢燦爛」と「蒼蘭訣～エターナル・ラブ～」、24年秋には「紅き真珠の詩（珠簾玉幕）」と「永夜星河」と、それぞれの主演ドラマが同時期に配信されて人気争いを繰り広げた。「許我耀眼」と「双軌」がそろって9月配信となった場合、「3回目のPK」になると報じられている。

「許我耀眼」は人気キャスターの許妍（チャオ・ルースー）とエリート実業家の沈皓明（ウィリアム・チャン）の幸せな結婚に隠された謎と、仮面を脱ぎ捨てた2人の歩み寄りを描く物語。「双軌」は両親の離婚で遠く離れた義兄妹の靳朝（ホー・ユー）と姜暮（ユー・シューシン）が大人になって再会し、特別な関係を築いていくストーリー。各配信サービスが数字をけん引するため、意図的にトップクラスの女優を競い合わせる構図を作っているとの指摘もあり、今後の情報が注目される。（Mathilda）