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中国で食べられているロシア産タラバガニ5杯のうち4杯が、海に面していない吉林省琿春市から発送されている。
中国で食べられているロシア産タラバガニ5杯のうち4杯が、海に面していない吉林省琿春市から発送されている。海に面していない琿春市がロシア産タラバガニを中国に輸入する最大の窓口になっているのはなぜなのだろう?
中国とロシアの国境を越えて東に数十キロ進むと、タラバガニの主な集散地であるロシアのポシェト港やザルビノ港に到着する。以前、ロシア産タラバガニは韓国や日本を経由して中国に輸入されていたため、コストが高く、品質にも影響が出ていた。しかし、2016年に冷凍水産品を輸入する際の通関地に指定された琿春市は、地理的優位性を活かして、タラバガニを中国に輸入する主な窓口となった。
琿春市通関地管理サービスセンターの孫居峰(スン・ジューフォン)センター長は、「24年に同市から輸入されたタラバガニは約150万杯で、金額にして33億1000万元(約662億円)。中国で輸入されているタラバガニの80%以上を占めた。近年、通関の効率が高まり続けており、ドライバーが事前に予約しておけば、最速数分で検査が完了する」と話した。
輸入が円滑になると、貿易が盛んになる。琿春市は中国、ロシア、朝鮮の国境が交わる位置にあるが、数十年にわたって、アクセスが不便なため「ポケットの底」と呼ばれていた。それが今では、東北アジアの貿易の拠点の一つへと発展しつつある。
通関や物流の効率化が追い風となり、琿春市の越境ECの貿易額は18年の4300万元(約8億6000万円)から24年には66億元(約1320億円)へと激増。年間貿易額が1億元(約20億円)を超える越境EC企業は17社に増えている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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