吉利汽車が極氪を完全子会社化へ、米国上場廃止し経営統合を強化

CRI online    2025年7月18日(金) 14時10分

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中国の自動車大手の吉利控股集団は傘下の吉利汽車が同グループの高級EVブランド・極氪との合併契約を締結したと発表しました。

中国の自動車大手の吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)は7月15日、傘下の吉利汽車(ジーリー)が、同グループの高級電気自動車(EV)ブランド・極氪(ZEEKR)との合併契約を締結したと発表しました。これにより、吉利汽車は現在保有していない極氪の全株式を取得し、極氪は吉利汽車の全額出資子会社となります。取引完了後、極氪はニューヨーク証券取引所(NYSE)から上場廃止となり、非公開企業となります。

吉利汽車はすでに極氪の約62.8%の株式を保有しており、今回の取引により完全子会社化を図ります。吉利控股は、今回の統合により、グループ全体の資源を集約し、重複投資を回避することで、競争力と効率の強化を目指すとしています。

極氪は2021年に初の車種「極氪001」を発表、2024年5月に米国で上場し、最速で新規株式公開(IPO)を果たした中国の新興EVメーカーとして注目を集めました。今年上半期には、吉利汽車の総販売台数が前年同期比47%増の約141万台に達し、そのうち半数以上が新エネルギー車(NEV)でした。また、約141万台のうち極氪は約24万5000台を販売し、前年同期比14.5%の成長を記録しています。

吉利汽車の桂生悦最高経営責任者(CEO)は「投資家とユーザーの利益を最優先に、合併後の成長と価値創出を図る」と述べ、吉利控股の李書福董事長も「戦略的一体化により、吉利汽車の未来に確かな基盤を築く」と強調しました。

今後、吉利汽車は内燃機関車から電動車まで幅広い技術と市場に対応し、競争力をさらに高める方針です。(提供/CRI

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