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17日、中国メディア・北青網は韓国の船舶設備業者が中国市場展開を積極的に進めていることを報じた。資料写真。
2025年7月17日、中国メディア・北青網は韓国の船舶設備業者が中国市場展開を積極的に進めていることを報じた。
記事は、米国による関税政策など不確定要素の存在により世界の貿易情勢は緊迫化し、韓国の造船工場も注文量が不安定になっていると紹介。この状況を打破すべく、同国の中小船舶製造関連企業が世界最大の船舶受注国である中国の市場に目を向けていると伝えた。
そして、韓国造船業の要衝で中小船舶製造関連企業の6割近くが集まるという韓国第2の都市プサン市にある工場では、中国に輸出する船舶用バブルシステムの組み立てに追われており、このほかにもコンテナ船やオイルタンカーなどに用いられる横揺れ防止システム、タンク洗浄機、油水界面計なども生産していると紹介。中国市場での競争力をさらに高めるため、液化天然ガス船用のタンクなども開発を進めているとした。
この工場の責任者によると、今年1〜6月の中国向け輸出額は240億ウォン(約25億6000万円)ほどで、会社の売上全体の30%前後を占めた。
記事は、韓国から中国に輸出される船舶関連設備は安全監視システムや船舶省エネ装置、船用エンジン部品などが主体となっており、一部の企業では部品生産拠点を中国に移し、中国で生産した部品を韓国に送って組み立てるモデルを採用して生産効率を高めているほか、中国企業との共同開発を進める会社もあると紹介した。
また、韓国造船業の主力が高付加価値船や環境保護船で、コンテナ船やバルク船、オイルタンカーなどの商船の注文割合が少ないことも、多くの中小企業が中国の船舶市場に活路を見いだそうとしている背景にあると指摘。プサン市などの自治体も上海や大連などで行われる商談会に参加し、市場開拓を目指していると伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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