2014年10月11日、米華字メディア・米国僑報網によると、ニューヨーク州オールバニで8日、7歳と10歳の子供2人を含む華人一家4人が殺害される事件が発生した。13日付で中国メディア・網易が伝えた。

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被害者は、オールバニで中華料理レストランを経営していた陳さん。十数年前に中国・福建省から米国に移民した華僑で、両親や兄弟姉妹も米国在住だ。温厚な人柄で地元での評判も良く、かわいい2人の息子と妻の4人で幸せに暮らしていたという。

地元警察は被害者家族の検死結果や容疑者に関する情報を公表していないが、容疑者は同家に頻繁に出入りしていた同じく福建省出身の中国籍の男の可能性が高い。陳さんの兄は10日、地元の華僑会幹部とともに記者会見を開き、容疑者逮捕のために5000ドル（約50万円）の懸賞金を掛けると発表した。

犯行の動機について、「容疑者は被害者の開く地下賭博場で多額の借金をしていた」との報道もあるが、陳さんの兄はこれを強く否定している。平和な地方都市で発生した凶悪事件だけに、連邦捜査局（FBI）も捜査に乗り出したが、事件関係者のほとんどが福建語を話し、英語や中国語の普通話（標準語）、広東語も話せないため、捜査は難航しているという。

陳さんは8日、午前2時頃まで友人と自宅で酒を飲んでいたことから、午前3〜4時の間に殺害されたと思われる。目撃者によると、遺体はすべて鈍器のようなものでめった打ちされていたという。（翻訳・編集/本郷）