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15日、韓国メディア・韓国経済は「日本文化が『第2のルネッサンス』を迎え、韓国大衆文化のあちらこちらに浸透している」と伝えた。
2025年7月15日、韓国メディア・韓国経済は「日本文化が『第2のルネッサンス』を迎え、韓国大衆文化のあちらこちらに浸透している」と伝えた。コロナ禍以降、日本への反感が薄くなり、日本旅行の需要が激増。さらに進んで日常生活全般において日本に関係するコンテンツに人々が殺到するようになったという。「オタク」のものとされてきた日本のサブカルチャーもショート動画などで拡散し、消費層が多様化しているという。
統計庁によると、昨年の日本料理店の平均売上高は3億77万ウォン(約3223万円)と集計された。飲食業全体の平均2億5165万ウォン(約2695万円)より約20.4%多い。
国土交通部によると、今年5月までに韓日を結ぶ航空路線を利用した人は昨年同期より10.7%多い1124万6131人と集計された。航空会社は日本の大都市以外に向かう便も増やし、「小都市旅行族」の攻略に乗り出しているという。
J-POPを好んで聞く人も増えている。コインカラオケ(狭いブースで、ゲーム機のようにコインを入れて利用するカラオケ)大手「TJメディア」によると、昨年、日本のアニメーションソングが演奏された回数は約1366万回で、22年(670万回)の2倍に増加した。同社によると、日本のアニメソングを中心にリクエストが増えており、年初から先月までにカラオケに入ったアニメソングは約2100曲に上るという。
さらに、アニメソング歌手の韓国公演は軒並みチケットが完売する人気だという。3月の米津玄師公演は2万2000人が駆け付け全席完売。4月のあいみょん初の韓国公演も1万6000席が10分で完売した。昨年、音源流通サービス「メロン」の「海外総合トップチャート100」には、この2人を含め8組の日本人歌手が入った。
大企業も日本のIPを活用したマーケティングに力を入れている。GSリテールは来月1日まで、汝矣島のデパート内でドン・キホーテのポップアップストアを開設する。テーマパークのエバーランドはこの夏、アニメ「ワンピース」のIPを活用したイベントを開催する。
韓国唯一のアニメーション専門OTTプラットフォーム「LAFTEL」では、先月末現在、3533本の作品を配信した。14年のサービス開始以来、初の3000本超えだという。課金ユーザー数(PU)は22年の17万人から昨年は28万人まで増加したと推測される。親会社の「ANIPLUS」はソウルと釜山で日本のアニメ作品とのコラボカフェを運営している。コンテンツ企業のデウォンメディアは今月4日、コンビニのGS25で日本のアニメグッズが当たるくじ引商品を発売した。
業界関係者は「コロナ禍でOTT視聴が増え、以前よりも日本コンテンツへのアクセスが容易になった。サブカルも主流になったとまでは言えないが、いわゆるオタクだけの文化を超え、さまざまな消費層に広がっている」と話す。専門家らは、反日感情が薄い10代20代の若者を中心に、日本文化そのものに関心を寄せる雰囲気が広がっていると分析している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国と日本、どっちもファイト」「韓流ならぬ日流?」「世界的な文化コンテンツ大国・日本の文化が韓国で人気を集めないほうがおかしい。これからの『日流』が楽しみ」「歓迎するよ。中国じゃなければいい」「韓国と日本が直面している経済的、安保的な困難を協力して克服するために共同対処戦線を構築できたらすごくいいと思う。北朝鮮、ロシア、中国に対応していかないと」「日本の極右、嫌韓以外は歓迎。両国の平凡の国民同士は、信頼できる隣人として仲良くしていけたらいいね」など、好意的なコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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