中国の女優ソン・ズーアル（宋祖児）の新時代劇「表妹万福」が11日、大型撮影基地の横店影視城でクランクインしたと報じられた。

「00後（2000年代生まれ）俳優」のチェン・シンハイ（陳鑫海）と共演する本作は、蓬莱客の同名小説を実写化するもの。前世の不幸の記憶を持つ転生ヒロインが真の幸せと事業の成功を勝ち取る物語だ。

ドラマでは海上貿易と海賊集団との戦闘シーンの再現に2000万元（約4億円）をかけて巨大セットを設営したと伝えられている。制作には約140日間を要し、26年の配信を目指すもようだ。

ソン・ズーアルといえば、4月の「無憂渡」、5月の「折腰」の順次配信に加え、新ドラマの制作がスタートするなど、かつての脱税騒動から完全復帰を果たしているようだが、負のイメージが依然付きまとっている状態だ。加えて26年には「家業」「蘭香如故」などの競合ドラマが配信される予定で、差をつける演技と物語の展開が勝負のカギとみられている。（翻訳・編集/RR）