台湾ドル急騰も日本のバブル経済を例に「良いこととは限らない」―台湾メディア

Record China    2025年7月11日(金) 16時0分

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9日、台湾メディア・聯合新聞網は、台湾で円安による両替熱が起きていることについて、日本旅行の達人が「台湾ドルの上昇は台湾経済にとっていいことではないかもしれない」と解説したことを報じた。

2025年7月9日、台湾メディア・聯合新聞網は、台湾で円安による両替熱が起きていることについて、日本旅行の達人が「台湾ドルの上昇は台湾経済にとっていいことではないかもしれない」と解説したことを報じた。

記事は、日本旅行の達人と言われる林氏璧(リン・ジービー)氏がこのほどFacebook上で円安について触れ、円の対台湾ドル為替レートが約30年ぶりの安い水準になっていると述べたことを紹介した。

林氏は、かつて1台湾ドルは約6円で換算されていたとした上で、1985年のプラザ合意によって円が急騰して1ドル=約240円から1年後には約120円まで円高が進み、これに伴って1台湾ドルのレートも4円程度にまで安くなったと説明。1990年代初頭には5円前後まで戻したものの、以降30年間5円の大台を突破することはなかったと解説している。

そして、プラザ合意に端を発する急速な円高は80年代後半から90年代初めの日本のバブル経済を生んだ要因の一つであると指摘。円高になったことで輸出競争力が低下して日本経済にダメージが生じたとした上で、今の台湾ドル高の傾向について「われわれが日本旅行する上では喜ばしいことだが、台湾経済全体を考えるといいことではないかもしれない」との考えを示した。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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