イタリア旅行の中国人団体客、昼食の隙にバスの荷物すべて盗まれる―中国メディア

Record China    2025年7月8日(火) 12時0分

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7日、南方都市報は、イタリアを訪れていた中国人ツアー客一行がバスに残していた荷物をまるごと盗まれる事件が発生したと報じた。

2025年7月7日、中国メディアの南方都市報は、イタリアを訪れていた中国人ツアー客一行がバスに残していた荷物をまるごと盗まれる事件が発生したと報じた。

記事は、ネット上に拡散した動画の内容と、ツアーに参加した人の話から事件の経緯を紹介。イタリアのピサの斜塔付近で3日、ツアー客が昼食を取っている20〜30分の間にバスの扉がこじ開けられ、中にあった乗客の荷物がすべて盗まれた。荷物にはカメラや携帯電話、購入した高級ブランド品なども含まれており、被害総額は数十万元に上ると見られる。一部のツアー客は身分証明書やキャッシュカードなども盗まれたという。

情報によると、被害に遭ったのは遼寧省瀋陽市の旅行会社が手配した30人の中国人ツアーグループで、フランスやスイス、ドイツ、イタリアを周遊する行程だった。旅行開始時にガイドからスリが多いと注意を受けていたものの、現地の旅行に慣れつつあり警戒心が緩んでしまっていたとのことだ。

事件発生後、ガイドが警察に通報してツアー客の供述調書も取られたものの、ツアーがすでに現地を離れてしまったため、事件がうやむやになってしまったとツアー客は語っている。ツアー客のパスポートが入っていたガイドのスーツケースは幸い無事で、ツアー客は予定通り5日に帰国した。ツアー客は「先進国の治安がこんなに悪いなんて。対応の効率も悪すぎる」と不満をこぼしているという。

記事によると、今回の事件について旅行会社はまだ明確な賠償案を提示しておらず、保険手続きを優先して進めている。中国駐フィレンツェ総領事館は、関係する旅行会社と連絡を取り合っており、旅行会社からの情報に基づいて支援を行うとコメントした。

この件について、中国のネットユーザーは「盗みが起きなきゃイタリアじゃない」「ガイドのスーツケースだけ残すなんて、プロの手口だな」「むしろ運転手やガイドが怪しい」「30分でそっくり盗むなんて、事前の計画がなきゃできない。ドライバーも仲間かもね」「イタリアの治安の悪さなんてここ数年の話ではない」「私と友人なんてミラノ旅行で車から降りた途端に全部すられた」「中国人だけをターゲットにしてる可能性もあるな」といった感想を残している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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