中国・江蘇省南京市で6日、高速鉄道の列車が突然、停電する事象が発生した。

中国メディアの新黄河によると、同日午後8時30分ごろ、南京南駅に向かっていたG7272列車が徐々に減速した後に線路上で停車。直後に車内の照明が消えて真っ暗になった。冷房も止まり、車内は蒸し暑くなったが、体調不良を訴える人はいなかったという。

車内では「電力網に故障が発生したため」とのアナウンスが流れた。約20分後に電力供給が回復し、さらにその数分後に列車は再び発車。定刻からおよそ25分遅れの午後9時6分ごろに南京南駅に到着した。

鉄道プラットフォームの12306の担当者は「確かに遅れが発生した。停電の原因については通知を受けておらず、突発的な設備故障の可能性がある」と述べたという。

中国のネットユーザーからは「最近（鉄道のトラブル）多くない？」「設計に欠陥があるんだよ」「大きな穴が露呈。もし1～2時間停電していたら車内がどうなっていたか。想像するのも恐ろしい」「車内が蒸し暑くてつらくなるのは分かるが、ここでもしドアを開けたら絶対に誰かが外に出る。そして事故になる。そうなったら誰が責任を負うのか」「いずれにせよ、今後こういうトラブルはますます増えるだろう」といった声が上がっている。（翻訳・編集/北田）