欧州委員会はこのほど、中国の企業と製品の医療機器の公共調達への参加を制限する措置を打ち出しました。中国側は6日、自国の政府調達活動について、EUから輸入された一部の医療機器に対して関連措置を取ることを決定したとする通知を発表しました。中国商務部の報道官は同日、中国側の措置について記者から説明を求められました。

報道官は「欧州委員会は2025年6月20日に、中国企業と製品の医療機器公共調達への参加を制限する措置を打ち出し、公共調達分野において中国企業に対する障壁を設け続けている。中国は、双方で繰り返された対話の際に、EU側とは対話と協議、双方の政府調達に関する取り決めなどを通じて意見の相違を適切に処理したいと表明してきた。残念ながら、EU側は中国が示した善意と誠意を顧みず、独断専行して制限措置を取り、保護主義の新たな障壁を構築した。そのため、中国側は対等な制限措置を取らざるを得ない。この関連措置は中国企業の合法的権益と公平的な競争環境を守るためのものだ。中国の措置はEUから輸入される医療機器製品のみを対象にし、中国にある欧州系企業が生産した製品は影響を受けない」と述べました。（提供/CRI）