常に命を落とすリスク!戦争と同じほど危険な、中国漁船に対する取り締まり―韓国メディア

Record China    2014年10月17日(金) 18時52分

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11日、中国メディア・環球時報は、韓国海洋警察から取り調べを受けていた中国漁船の船長が銃撃されて死亡した事件に関連し、韓国政府の動向や韓国メディアの報道を伝えた。写真は中国山東省の漁船。

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2014年10月11日、中国メディア・環球時報は、韓国海洋警察から取り調べを受けていた中国漁船の船長が銃撃されて死亡した事件に関連し、韓国政府の動向や韓国メディアの報道を伝えた。

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韓国メディアによると、10日の事件発生後、韓国外交通商部は中国側に説明を行うとともに、遺憾の意を表明した。

中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は10日、「韓国側の暴力的な取り締まりが中国漁民の死を招いたことに、大きな驚きを感じるとともに強烈な不満を表明する」とした上で、韓国側に対し、「事件の徹底的な解明と責任者の厳格な処理、関連の調査・処理結果の中国側への早急な報告を要求する」と語った。

一方、韓国側は今回の暴力的な取り締まりについて、必ずしも韓国側に非があるとは認識していないようだ。

韓国・聯合ニュースによると、中国政府はさまざまな方法を通じて韓国側に厳重な抗議を行っている一方で、韓国外交通商部は10日夜、「この事件で1つ明確なのは、事件が、韓国海洋警察の正当な公務執行中に、中国漁民による暴力的な抵抗で発生したことだ」と表明。両者の立場の違いが鮮明になっており、一部には「この事件が中韓の外交摩擦に発展する可能性がある」と心配する声も上がっている。

また、韓国の世論も中国漁船の横暴さに対し批判的だ。韓国のニュースチャンネルNEWS Yは10日、「中国漁船は日々凶暴化しており、組織化されている。中国漁船に対する取り締まりは、常に命を落とすリスクのある戦争と同様に危険だ」と報じた。

10日付の韓国紙・ソウル経済は、「海洋警察は“一触即発”の危険な状況の下で発砲し、中国船長が死亡した。これは悲劇だが、事件は中国漁船の違法操業が引き起こしたものであり、韓国側は中国側に対し、対策を要求すべきだとの見方もある」と指摘した。

こうした報道に対し、遼寧社会科学院朝鮮・韓国研究センターの呂超(ルー・チャオ)主任は、「どんな状況下でも暴力による執行は許されない。韓国政府は中国漁民に遺憾の意を表明し、損害賠償すべきだ」とした上で、「中韓両国が蜜月期にあるにもかかわらず、韓国海洋警察がこのような対応を取ったことで、両国関係に悪影響がもたらされる」と語った。中国山東省の漁業関係者も、韓国海洋警察の手荒な取り締まりや重罰に対し、大きな不満を抱いているという。(翻訳・編集/HA)

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